
診察券を作るときに必要な情報とは?初めての方向けチェックリスト
開業準備中の先生方にとって、「診察券をどう作るか?」は意外と悩めるポイントのひとつです。
小さなカードに載せる情報は、患者さんの利便性や医院の印象にも関わるため、しっかり考えて作りたいところです。
今回ははじめて診察券を作る方向けに必要な情報と検討ポイントをまとめました。
内容をまとめたりデザインを考える際の参考にしていただけると幸いです。
診察券に載せるべき基本情報
診察券には最低限、次のような情報が入っていると安心です。
① 医院名(正式名称)
患者さんが間違えないよう、略さず記載するのが基本です。
ロゴがあれば一緒に入れると見た目の印象もぐっと良くなります。
② 住所・電話番号
・郵便番号からの正式な住所
・予約やお問い合わせに使う電話番号
・予約サイトのURLやQRコード
また、必要に応じてFAX番号やメールアドレスなどを記載してもよいかもしれません。
③ 受付時間 or 診療時間・休診日
初診の患者さんにも分かりやすい表記を意識しましょう。
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【例】
受付時間
月〜金:9:00〜12:30/15:00〜18:30
土曜:午前のみ 日曜・祝日:休診
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時間表にして記載するのもパッと見てわかりやすくおすすめです。
また、『受付時間』と『診療時間』で意味合いが変わるので注意しましょう。
『診療時間』を記載する場合は受付終了時間に関しても記載する方がベターです。
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【例】
・受付は診療終了の30分前まで
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④ 診察券番号(患者ID)
管理上の番号を記載します。
桁数や表示方法は、院内システムと連携できるか確認しておきましょう。
または、手書きで記載できるように記入欄を設けておきましょう。
プラスαで入れておくと便利な情報
■QRコードやホームページURL
予約サイトや医院のホームページへすぐアクセスできるようにするのも便利です。
■医師名・科目(任意)
複数の医師がいる場合や、専門科がある場合は明記するのも親切です。
オプション加工で診察券がもっと便利に
患者さんごとに異なる情報を印刷する「可変印字」に対応することで、診察券はさらに実用的になります。
医院の運営や患者管理を効率化できるポイントをご紹介します。
① ナンバリング(患者番号の印字)
医院側で管理しやすいように、診察券に個別の番号(患者ID)を印刷するオプションです。
印刷済の診察券を渡せるため、システムと連動してスムーズな患者管理が可能になります。
・数字だけでなく、英数字・記号の組み合わせもOK
・桁数や並び順の指定も柔軟に対応できます。
② 可変バーコード印字
患者ごとのIDや情報を、バーコードにして印字することで読み取り機器による受付や会計がスムーズになります。
・システムと連携し情報の管理もスムーズに
・複数のバーコードの種類(NW-7、Code39、Code128など)にも対応可能
③ 可変QRコード印字
個別のURLやナンバリングをQRコードにして印字することで読み取り機器による受付や会計がスムーズになります。
・システムと連携し情報の管理もスムーズに
・各患者専用の予約ページなどのリンクも可能
デザインの注意点
プロのデザイナーに依頼できない場合など、ご自身で診察券のレイアウトやデザインをするときは以下の点を意識すると良いでしょう。
・文字の大きさは見やすく
高齢の患者さんも多いため読みやすさは重要です。
注文の前には実寸で紙などにプリントして文字の大きさなどを確認してみましょう。
・色使いはシンプルに
医院のイメージカラーに合わせると統一感が出ます。
ロゴのカラーなどに合わせてデザインしましょう。
・ロゴやフォントも統一
WEBサイトや看板に使われているフォントやロゴと統一しましょう。
異なる字体だと違和感が出てしまいます。
素材はどう選ぶ?
プラスチックカードにはいくつかの種類があります。
コンセプトや費用感に合わせて適したカードを選びましょう。
一般プラスチックカード
ツヤがあり信用に繋がるしっかりした印象を感じさせるカードです。
磁気ストライプなどのオプション加工にも多数対応しております。
【特徴】素材は一般的なクレジットカード等と同じPVC製
【特徴】しっかりしたものから嵩張らないものまで厚みは3種類
①クレジットカードと同じ厚みでしっかりした 0.76mm厚
②厚すぎず薄すぎない、嵩張らない 0.5mm厚
③QUOカードやテレホンカードに近い厚みの薄型 0.3mm厚
マットPETカード
ツヤのないマットな質感で嵩張らない薄型だけど紙よりも丈夫で破れない素材です。
弊社最安値のカードでコストを抑えたい時にもおすすめです。
【特徴】素材はQUOカード等と同じPET製
【特徴】QUOカードやテレホンカードに近い厚みの薄型 0.25mm厚
サーマルカード・PETロイコリライトカード
専用の機器が必要となるカードです。
大きく下記の2種類にカードがございます。
①書き換えのできない追試式のサーマルカード
②書き換えができ繰り返し使えるPETロイコリライトカード
【特徴】素材はQUOカード等と同じPET製
【特徴】専用機器で印字ができます
マットブラックカード・ヘアラインカード・メタリックカード
本来VIP向けに人気のある高級感を感じさせる素材のカードです。
VIPの患者様やクリニックのコンセプトに合わせたデザインにしたい時におすすめです。
【1】マットな質感で素材自体が黒色のマットブラックカード(厚み0.8mm)
【2】ややマットでスジ状の模様が特徴的なヘアラインカード(厚み0.76mm/0.5mm)
【3】ラメの入ったきらびやかな質感がまぶしいメタリックカード(厚み0.76mm/0.5mm)
まとめ|診察券は医院の「顔」のひとつです
診察券は、患者さんが初めて手にする医院アイテム。
使いやすさ・分かりやすさ・印象の良さを意識して作ることで、患者さんとの信頼関係づくりにもつながります。
弊社では、医院様の診察券づくりを豊富な実績でサポートしております。
無料のサンプル品もございますので、まずはお気軽にご相談ください。